赤柏(読み)アカガシワ

デジタル大辞泉 「赤柏」の意味・読み・例文・類語

あか‐がしわ〔‐がしは〕【赤×柏】

アカメガシワ別名
もと、柏の葉に飯を盛ったところから、柏が飯の異称となった》陰暦11月1日に炊いて祝う赤飯。あずきめし。

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精選版 日本国語大辞典 「赤柏」の意味・読み・例文・類語

あから‐がしわ ‥がしは【赤柏】

〘名〙
赤みを帯びている柏。新葉の赤さについていうか。上代では供御(くご)を盛る具として神事に用いられた。
万葉(8C後)二〇・四三〇一「印南野(いなみの)安可良我之波(アカラガシハ)は時はあれど君を我(あ)が思(も)ふ時はさねなし」
② 京都北野神社の、一一月一日の祭のこと。供物を①に盛るからという。

あか‐がしわ ‥がしは【赤柏】

〘名〙
① 植物「あかめがしわ(赤芽柏)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
② (飯を柏の葉に盛ったことから、柏が飯の異称となって) 赤飯。小豆飯
※俳諧・猿蓑(1691)一「膳まはり外に物なし赤柏〈良品〉」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「赤柏」の解説

赤柏 (アカガシワ・アカラガシワ)

植物。トウダイグサ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物。アカメガシワの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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