…標高約40m,北斜面に堆積したカキを主とする純鹹(じゆんかん)貝塚で,1897年にはじめてその所在が学界に報告された。以後,約半世紀の間に小規模な発掘が数多くの人々によって試みられたが,1954年に横須賀市博物館の赤星直忠らが発掘して,厚さ4mに及ぶ貝層を発見し,そこから出土する土器に新旧2型式あることを明らかにした。これによって,本遺跡の土器を標式とする従来の〈茅山式土器〉は細別され,野島式→茅山下層式→茅山上層式という,縄文時代早期後半の編年が確立した。…
※「赤星直忠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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