赤提灯(読み)アカチョウチン

デジタル大辞泉 「赤提灯」の意味・読み・例文・類語

あか‐ちょうちん〔‐チヤウチン〕【赤灯】

《「あかぢょうちん」とも》店先に赤い提灯をつるした、安く酒を飲ませる大衆向けの店。居酒屋一杯飲み屋。「赤提灯で一杯やる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤提灯」の意味・読み・例文・類語

あか‐ちょうちん ‥チャウチン【赤提灯】

〘名〙 (「あかぢょうちん」とも)
① 赤い紙を張った提灯。
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)三幕「七面大菩薩と記せし赤提灯(アカチャウチン)を掛け」
② 赤い提灯を看板に出した店。一杯飲み屋。
※崖(1947)〈梅崎春生〉「何処で遊んで来た。温泉宿の赤提灯(アカヂョウチン)か」

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