赤引の糸(読み)あからひきのいと

精選版 日本国語大辞典 「赤引の糸」の意味・読み・例文・類語

あからひき【赤引】 の 糸(いと)

赤い色を帯びて輝いている糸。あかひきの糸。
書紀(720)持統六年閏五月(北野本訓)「然れども其の二の神郡より輸す応き赤引(あからヒキノイト)参拾伍斤は、来年より折(へ)ぐ当(べ)し」

あかひき【赤引】 の 糸(いと)

釈日本紀(1274‐1301)二二「赤引糸 アカヒキノイト」

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デジタル大辞泉 「赤引の糸」の意味・読み・例文・類語

あかひき‐の‐いと【赤引の糸】

神御衣かむみぞを織るのに用いる、赤みを帯びてつやのある糸。伊勢神宮の陰暦6月と12月月次つきなみの祭に奉納する。あからひきのいと。

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