赤坂奴（読み）あかさかやっこ

精選版 日本国語大辞典

あかさか‐やっこ【赤坂奴】

〘名〙 江戸時代、江戸の大名や旗本に仕え、槍持ち、はさみ箱持ちなどを務めた若党、中間(ちゅうげん)の称。鎌髭(かまひげ)を生やしたり、特異な風俗をして人目をひいた。山の手奴。

※浄瑠璃・双生隅田川（1720）四「こりゃ大名のお通りだ、先のけろ、ふりこむさ、あか坂やっこひげやっこ、年中ふってもふりやまぬ」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

あかさか‐やっこ【赤坂^▽奴】

江戸の大名や旗本に仕え、槍やり持ち・挟み箱持ちなどを勤め、男だてを誇った中間ちゅうげん・若党わかとうの称。山の手奴。

出典　小学館

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

赤坂奴
あかさかやっこ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。

初演

明治34.9(東京・演伎座)

出典　日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」