購買行動(読み)こうばいこうどう(英語表記)buying behaviour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「購買行動」の意味・わかりやすい解説

購買行動
こうばいこうどう
buying behaviour

消費者としての個人商品を購入する際に示す行動。どのようなタイプの購買行動があるかが分類され,たとえば,衝動買い,ついで買い,合理的な買物などの区別がある。なお,購買行動の動機を購買動機と呼び,動機調査の研究対象となっている。

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世界大百科事典(旧版)内の購買行動の言及

【消費者行動】より

…この場合,行動の単位が個人か集団(世帯や業務用にみられる事業所)か,という前提条件を明確にするとともに,日常生活での購買側面と使用側面とのどちらに重点を置いて消費者行動をとらえようとするか,という行動特性把握が重要であると考えられる。 消費者の購買行動と使用行動とは同時的に発生することもあるが,基本的には性格が異なり,今後の消費者行動研究は,経済行動と考えられる購買行動と社会行動と考えられる使用行動を明確にしたうえで,そのシステム的連結が考えられなければならないであろう。この場合,購買行動の特性としては,(1)購買力としての所得,(2)購買原因としての購買動機,(3)購買物としての商品ブランド,(4)購買単位としての単一商品,(5)購買量としての価格と数量,(6)購買主体としての購入者,(7)購買状況としての購買時・購買場所,などがあげられる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」