質量光度曲線(読み)しつりょうこうどきょくせん(英語表記)massluminosity relation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「質量光度曲線」の意味・わかりやすい解説

質量光度曲線
しつりょうこうどきょくせん
massluminosity relation

恒星質量光度関係を示す曲線。主系列に属する恒星は,質量が大きいほど絶対光度が高く,恒星の絶対光度と,連星観測から求めた恒星の質量を両軸にとると,だいたい1つの曲線上に並ぶ。これを質量光度関係といい,これによって恒星の絶対光度からその質量を知ることができる。この関係は理論的にも導くことができる。しかし,主系列以外の星については明瞭な質量光度関係はない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android