賤げ(読み)いやしげ

精選版 日本国語大辞典 「賤げ」の意味・読み・例文・類語

いやし‐げ【賤げ】

〘形動〙 (形容詞「いやしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの) 品格の低いさま。下品なさま。また、身分の低いさま。
※枕(10C終)一四九「いやしげなるもの。式部の丞の笏(しゃく)。黒き髪の筋わろき」
※暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉後翁並二犬の伝「首を回して之を見るに、最陋(イヤシ)げなる賤の女なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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