賢明(読み)けんめい

精選版 日本国語大辞典 「賢明」の意味・読み・例文・類語

けん‐めい【賢明】

〘名〙 (形動) 賢くて道理に明るいこと。また、そのさま。聰明
※続日本後紀‐天長一〇年(833)二月乙酉・宣命「正良親王、賢明夙彰れ。仁考も兼厚くして」
神皇正統記(1339‐43)中「天皇賢明にましましけるとぞ」 〔史記‐李斯伝〕

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デジタル大辞泉 「賢明」の意味・読み・例文・類語

けん‐めい【賢明】

[名・形動]かしこくて、物事判断が適切であること。また、そのさま。「賢明な処置」「早く報告したほうが賢明だ」
[派生]けんめいさ[名]
[類語]聡明知的明哲一を聞いて十を知る目から鼻へ抜ける賢い利口鋭敏機敏俊敏明敏鋭いさと目聡い賢しい過敏敏感炯眼けいがん利発怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明英邁犀利さいりシャープ耳聡い耳が早い早耳地獄耳目が早い先見の明予覚飛耳長目気が利く嗅ぐ嗅ぎ付ける嗅ぎ出す嗅ぎ当てる嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる第六感予感直感ひらめき察知インスピレーションぴんとぴんと来る鼻が利く感じ取る気が付く

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普及版 字通 「賢明」の読み・字形・画数・意味

【賢明】けんめい

事理に通ずる人。漢・王褒聖主賢臣を得るの頌〕故に世、必ず智の君りて、而る後賢の臣り。虎嘯(うそぶ)きて谷風冽(きよ)く、興りて雲氣を致す。

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