賢哲(読み)けんてつ

精選版 日本国語大辞典 「賢哲」の意味・読み・例文・類語

けん‐てつ【賢哲】

〘名〙
賢人哲人
② (形動) 賢くて、物事道理に通じていること。また、そのさま。または、そのような人。
続日本紀‐天平宝字五年(761)八月癸丑「朕聞、授非賢哲、万事咸邪、任得其材、千務悉理」
※米沢本沙石集(1283)一「後においては賢哲(ケンテツ)をはぢず」 〔晉書‐文帝紀〕

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デジタル大辞泉 「賢哲」の意味・読み・例文・類語

けん‐てつ【賢哲】

[名・形動]
賢人と哲人。「賢哲の道を学ぶ」
かしこくて、物事の道理に通じていること。また、そういう人や、そのさま。
「如何に―の人物と雖ども」〈馬場辰猪・条約改正論〉
[類語]賢人賢者識者大賢哲人先哲前哲先賢前賢思想家

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普及版 字通 「賢哲」の読み・字形・画数・意味

【賢哲】けんてつ

賢く思慮深い人。漢・揚雄〔劇秦美新〕むと雖も、惡(いづく)んぞ以て已(や)むべけんや。宜しく賢哲に命じて、典一を作り、三と一(しふ)と爲し、以て來人(将来)に示すべし。

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