デジタル大辞泉
「資」の意味・読み・例文・類語
し【資】
1 資本。資金。もとで。「資を投じる」
2 材料。素材。「参考の資に供する」
3 資質。素質。「果断の資に富む人」
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し【資】
〘名〙
① 生活や経営の資金、資本。もとで。
財貨。
財産。貲
(し)。
※続日本紀‐和銅五年(712)一〇月乙丑「又令下二行旅人一必齎レ銭為上レ資。因息二重担之労一。亦知二用レ銭之便一」
※貴嶺問答(1185‐90頃)九月二三日「於二資貯一者、北陸武士乱二入京師一之時、不レ残二一物一奪取畢」 〔易経‐旅卦〕
※
日本開化小史(1877‐82)〈
田口卯吉〉六「左の一表を製出し、以て開化進歩の概綱を会了するの資に供するのみ」 〔老子‐二七〕
※
福翁百話(1897)〈
福沢諭吉〉三七「元来家に子を養ふて円満なりとは、両親打揃ひ健康無事にして
智徳の資
(シ)に乏しからず」 〔荀子‐性悪〕
し‐・する【資】
〘自サ変〙 し・す 〘自サ変〙
① 資材・
技術・
頭脳・
労力などを提供して、助けとする。役に立つ。
※
国会法(1947)一三〇条「
議員の調査研究に資するため」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報