賃金インフレーション(読み)ちんぎんインフレーション(英語表記)wage inflation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賃金インフレーション」の意味・わかりやすい解説

賃金インフレーション
ちんぎんインフレーション
wage inflation

賃金上昇。 J.M.ケインズは『雇用・利子および貨幣の一般理論』 (1936) のなかで,賃金率の引上げに比例して一般物価水準も上昇するとしたが,その後 S.スリクターは生産要素,特に労働賃金費用の上昇率が生産性の上昇率よりも高く,それによって引起される物価上昇を,コスト=プッシュ・インフレーションととらえた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android