賃取道路(読み)ちんしゅどうろ

世界大百科事典(旧版)内の賃取道路の言及

【有料道路】より

…しかし,神社仏閣の修理料の調達を目的とするものが多く,当時の関銭は道路の維持修繕のための通行料金とはいいがたい。現在の有料道路制度が始まったのは1871年(明治4)の太政官布告からで,静岡県の中山峠や長崎県の日見峠につくられた賃取道路もその一つである。しかし,この時代の有料道路は外国のそれと同様,鉄道の発達にともなって衰退した。…

※「賃取道路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」