賀の歌(読み)ガノウタ

デジタル大辞泉 「賀の歌」の意味・読み・例文・類語

が‐の‐うた【賀の歌】

祝いの気持ちを表した歌。古今和歌集をはじめ、勅撰集部立て一つとして、これらの歌を納めるが、特に長寿を祈る歌が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賀の歌」の意味・読み・例文・類語

が【賀】 の 歌(うた)

和歌分類の一つ。特に歌集の部立ての一つ。祝賀の歌の巻。賀の祝いに際して、長寿を寿(ことほ)いで詠んだ歌。産養(うぶやしない)大嘗会悠紀主基の歌、祝いの題詠歌などを収める。古今集にこの部立てが設けられてからは、以後の勅撰集も多くこれにならった。賀歌(がか)
古今(905‐914)「賀哥」

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