貸株(読み)かしかぶ

精選版 日本国語大辞典 「貸株」の意味・読み・例文・類語

かし‐かぶ【貸株】

〘名〙
江戸時代、株を賃貸すること。また、その株。株仲間制度が行なわれた時、その株のない者は、その営業をすることができないので、貸し付け料を支払って株を貸借することがあった。
証券取引所の売方会員が決済日有価証券を引き渡すことができない時、一時、貸して決済させる株式。〔投機市場論(1926)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「貸株」の意味・読み・例文・類語

かし‐かぶ【貸(し)株】

貸借取引で、証券金融会社証券会社株式を貸し付けること。また、その株式。
信用取引で、証券会社が顧客株式を貸し付けること。また、その株式。
株券消費貸借で、株主が貸し出した株。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android