買掛(読み)かいがかり

精選版 日本国語大辞典 「買掛」の意味・読み・例文・類語

かい‐がかり かひ‥【買掛】

※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「恋のやごろさねだり来にけり〈信徳〉 買がかりしれぬ憂名を付かけて〈芭蕉〉」

かい‐がか・る かひ‥【買掛】

〘他ラ四〙 掛けで品物を買う。掛け買いをする。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第九「買懸る松はもとより否(いや)になる 天神ぐらいがよい遊びもの」

かい‐かけ かひ‥【買掛】

〘名〙 現金でなく、掛けで品物を買うこと。また、その代金。掛け買い。かいがかり。⇔売掛

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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