買問屋(読み)かいどいや

精選版 日本国語大辞典 「買問屋」の意味・読み・例文・類語

かい‐どいや かひどひや【買問屋】

〘名〙 (「かいといや」とも) 諸国商人を宿泊させ、取引世話をする商人宿兼業の問屋。かいどんや。
浮世草子日本永代蔵(1688)二「たしかなる買問(カイトヒ)屋銀(かね)をあづけても夜の寝らるる宿なり」

かい‐どんや かひ‥【買問屋】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「買問屋」の意味・読み・例文・類語

かい‐といや〔かひとひや〕【買問屋】

《「かいどいや」とも》江戸時代生産者と直接取引する売り問屋から商品を買い取り、遠隔地の商人に販売した、商人宿を兼ねた問屋。かいどんや。

かい‐どんや〔かひ‐〕【買問屋】

かいといや

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