貰物は夏も小袖(読み)もらうものはなつもこそで

精選版 日本国語大辞典 「貰物は夏も小袖」の意味・読み・例文・類語

もらう【貰】 物(もの)は夏(なつ)も小袖(こそで)

もらう物ならばたとえ夏に綿入れであってもよい。もらう物はなんでもよいという意。また、金を出すのでなければ、季節はずれでも値打のありそうな物をもらった方がよいの意。
※歌舞伎・水天宮利生深川(筆売幸兵衛)(1885)序幕「何でも貰ふ物は夏も小袖、私などは此間坊ちゃんを湯灌した手拭迄勿体ないから貰って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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