責念仏(読み)セメネンブツ

デジタル大辞泉 「責念仏」の意味・読み・例文・類語

せめ‐ねんぶつ【責(め)念仏】

かねを鳴らしながら、高い声で早口に唱える念仏。せめねぶつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「責念仏」の意味・読み・例文・類語

せめ‐ねぶつ【責念仏】

※俳諧・雀子集(1662)二「鬼はがきをにぶきかほしてせめ念仏〈光重〉」
浮世草子好色二代男(1684)一「是から万日の廻向(ゑこう)しゃと、薬鑵をたたいて責念仏(セメネブツ)

せめ‐ねんぶつ【責念仏】

〘名〙 鉦(かね)を鳴らしながら高い声で急調子に繰り返す念仏。念仏の終わり頃に行なう。せめねぶつ。
日次紀事(1685)二月「鳴鉦高声唱彌陀号、其終高揚音急唱之、是謂責念仏

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android