財務官(読み)ザイムカン

デジタル大辞泉 「財務官」の意味・読み・例文・類語

ざいむ‐かん〔‐クワン〕【財務官】

財務省で、官房および各部局の事務に関係する渉外事務の総轄を行う職員

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「財務官」の意味・読み・例文・類語

ざいむ‐かん ‥クヮン【財務官】

〘名〙
① 第二次世界大戦前、海外におけるわが国の財務に関する事項を処理するため主要各国に駐在した職員。海外駐箚(ちゅうさつ)財務官と呼ばれた。〔仏和法律字彙(1886)〕
② 財務省(もと大蔵省)において、官房および各部局の所掌事務に係る渉外事務の総轄を行なう職員。昭和二四年(一九四九)に設置され、同二七年から同四三年までは財務参事官と称した。

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世界大百科事典(旧版)内の財務官の言及

【ローマ】より

… 属州からの直接税には,人間のあたま数と財産額に基づいて課せられる税制と,穀物生産高の10分の1を基礎とする税制とがあった。前者は西部の諸州に対して課され,財務官(クアエストルquaestor)とその部下の下で都市が税の徴収を行った。シチリア州や東方の多くの属州では後者の税制が継承された。…

※「財務官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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