負た子より抱いた子(読み)おうたこよりだいたこ

精選版 日本国語大辞典 「負た子より抱いた子」の意味・読み・例文・類語

おう【負】 た 子(こ)より抱(だ)いた子(こ)

離れている者よりも、まず身近の者をだいじにするのが人情であるということ。負う子より抱く子。
浮世草子・沖津白波(1702)五「さりとも不便(ふびん)におもひながら負(オフ)た子より懐(ダイ)た子、〈略〉引取て養ふべき方便(てだて)なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android