貝香・甲香(読み)かいこう

精選版 日本国語大辞典 「貝香・甲香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう かひカウ【貝香・甲香】

〘名〙 (「かいごう」とも) アカニシの蓋(ふた)粉末にして煉香(ねりこう)材料に用いる。こうこう。あきのふた。
徒然草(1331頃)三四甲香は、ほら貝のやうなるが、小さくて、口のほどの、細長にして出でたる貝のふたなり」

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