(読み)ひょう

精選版 日本国語大辞典 「豹」の意味・読み・例文・類語

ひょう ヘウ【豹】

〘名〙 ネコ科哺乳類。体長雄一・〇~一・九メートルで、尾は七〇~一〇〇センチメートル。雌はやや小さい。黄色の地に梅の花状の黒斑を全体に散らすが、ときに全身黒色の個体クロヒョウ)もいる。アフリカから中国・朝鮮にかけて広く分布する。森林草原単独ですみ、動作は敏捷で、木登りがうまい。シカ・レイヨウなどを捕食する。よく似た種にユキヒョウ・ジャガーなどがある。
続日本紀‐霊亀元年(715)九月己卯「禁文武百寮六位以下用虎豹羆皮及金銀鞍具并横刀帯端」 〔詩経唐風羔裘

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「豹」の意味・読み・例文・類語

ひょう〔ヘウ〕【×豹】

ネコ科の哺乳類。ライオントラに次ぎ大形で、体長1.4~1.8メートル、尾長85~110センチ。黄色い地に梅花模様の黒斑があるが、全身黒色のものもいる。アジア・アフリカの平原・森林などに単独で暮らす。シカレイヨウなどを捕らえ、木の上に引き上げて食べる。
[類語]獅子ライオン猛虎ジャガーピューマチーター

ひょう【豹】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ヒョウ(ヘウ)(呉)
獣の名。ヒョウ。「豹変豹文ひょうもん虎豹こひょう全豹
[名のり]はだら
難読海豹あざらし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「豹」の解説

豹 (ヒョウ)

学名Panthera pardus
動物。ネコ科の哺乳動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android