象潟泥流(読み)きさかたでいりゅう

世界大百科事典(旧版)内の象潟泥流の言及

【鳥海山】より

…東鳥海火山は形成時期が新しく,頂上部に北に開いた直径約3.5kmの馬蹄形の大爆裂火口をもっている。溶岩の噴出を伴わない水蒸気爆発により形成された火口と考えられており,この火口からの流下物は,白雪川や鳥越川沿いに遠く日本海岸まで約25kmにわたって分布し,象潟(きさかた)泥流と呼ばれている。象潟泥流の堆積物からなる小丘群は〈流れ山〉と呼ばれ,羽越本線の象潟~仁賀保(にかほ)間の車窓からも見ることができる。…

※「象潟泥流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」