豊栄[市](読み)とよさか

百科事典マイペディア 「豊栄[市]」の意味・わかりやすい解説

豊栄[市]【とよさか】

新潟県北部,阿賀野川下流右岸にある旧市。1970年市制。新潟市の北東隣に位置し,白新線が通じる中心の葛塚市場町,葛塚縞(じま)の機業地として発達。市中央部にあった福島潟は,長年の干拓と1961年に設置された新井郷(にいごう)川排水施設によって乾田化され,遊水池(面積約200ha)を残すのみとなった。遊水池は全国有数の渡り鳥の飛来地として有名。平野一帯は水田地帯で,砂丘地では果樹,野菜も多産。1970年ごろから新潟市のベッドタウンとして宅地化が進んでいる。新潟競馬場がある。2005年3月新津市,白根市,中蒲原郡小須戸町,横越町,亀田町,西蒲原郡岩室村,西川町,味方村,潟東村月潟村中之口村新潟市へ編入。76.85km2。5万433人(2003)。

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