豁然(読み)カツゼン

デジタル大辞泉 「豁然」の意味・読み・例文・類語

かつ‐ぜん〔クワツ‐〕【×豁然】

[ト・タル][文][形動タリ]
視野が大きく開けるさま。「豁然として眼下眺望が広がる」
心の迷いや疑いが消えるさま。「豁然として悟る」
[類語](1広やか広い広大広壮広漠広広広範広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「豁然」の読み・字形・画数・意味

【豁然】かつ(くわつ)ぜん

からりと開く。悟る。〔大学章句、伝五〕力を用ふるの久しく、一旦豁然として貫するに至りては、則ち衆物の表裏粗、到らざる無く、吾が心の體大用、らかならざる無し。

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