護送(読み)ごそう

精選版 日本国語大辞典 「護送」の意味・読み・例文・類語

ご‐そう【護送】

〘名〙
① 付き添って護り送ること。保護しながら送り届けること。
空華集(1359‐68頃)一一・石林横川諸老墨蹟後叙「豈非以祖宗有霊、神物護送、而献于吾翁邪」
※新聞雑誌‐一九号・明治四年(1871)一一月「的屋軍艦まで護送(ゴソウ)(〈注〉マモリオクリ)し」 〔漢書‐王尊伝〕
勾留(こうりゅう)されている被告人受刑者などをある場所から他の場所へ拘束したまま送致すること。押送
※近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初「網乗物その余は軍鶏籠に打乗せて〈略〉直ちに護送(ゴソウ)したり」

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デジタル大辞泉 「護送」の意味・読み・例文・類語

ご‐そう【護送】

[名](スル)
付き添い、守りながら送り届けること。「現金輸送車を護送する」
刑務所拘置所などの被収容者を、身柄を拘束したまま他の場所に送ること。押送おうそう。「犯人裁判所護送する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「護送」の読み・字形・画数・意味

【護送】ごそう

守り送る。

字通「護」の項目を見る

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