護田鳥尾(読み)ウスビョウ

デジタル大辞泉 「護田鳥尾」の意味・読み・例文・類語

うすびょう〔うすべう〕【護尾】

《「うすべを」または「うすべふ」の音変化という》「うすべお」に同じ。

うすべ‐お〔‐を〕【護鳥尾】

薄黒い斑点のあるオジロワシ尾羽矢羽に用いる。うすびょう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「護田鳥尾」の意味・読み・例文・類語

うすびょう うすべう【護田鳥尾】

〘名〙 (「うすべを(護田鳥尾)」の変化した語という) 薄黒い斑点のある尾白鷲(わし)の尾羽。また、その羽で作った矢羽。鷲の本黒(もとぐろ)に似ているが色が薄いためこの名がある。斑の高く大きいのを鷹護田鳥尾(たかうすべお)という。うすべお。
平家(13C前)一一「廿四さいたるたかうすべうの矢負ひ、しげどうの弓を持ち給へり」

うすべ‐お ‥を【護田鳥尾】

※御禊行幸服飾部類(14C中‐後か)「鷲羽にてだに候ば、うすべ尾不苦」

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