護持（読み）ゴジ

デジタル大辞泉

ご‐じ〔‐ヂ〕【護持】

［名］(スル)大切に守り保つこと。尊んで守護すること。「憲政を護持する」
[類語]守る・遵守じゅんしゅ・厳守・遵奉・堅持・固守・固持・墨守・堅守・死守・遵法

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ご‐じ ‥ヂ【護持】

〘名〙 他から犯されないように守ること。尊んで守護すること。

※続日本紀‐天平宝字元年（757）閏八月丙寅「護_二持仏法_一無_レ尚_二木叉_一、勧_二導尸羅_一実在_レ施_レ礼」 〔新唐書‐劉禹錫伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【護持】ごじ（ぢ）

守り保つ。〔唐書、劉禹錫伝〕禹錫、才を恃みて廢せらる。～素(もと)より詩を善くし、に尤も(くは)し。白居易と酬復頗(すこ)ぶる多し。居易～嘗(かつ)て推して詩豪と爲す。言ふ、其の詩の在る處、應(まさ)に物の持るべしと。

字通「護」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の護持の言及

【身固】より

…《宇治拾遺物語》には安倍晴明が少将某を身固するのに，この人物を抱き呪文をとなえ加持した話を載せている。これは密教でいう護持に相当し，一般には撫物（なでもの）と称し，陰陽師の用いる人形を，依頼する人がなでまわしてこれを川に流す呪法も，広い意味からは身固の作法の一部とみなしうる。一説に身固は反閇（へんばい）の略法ともいわれ，反閇は六甲術とも称し，その作法の陰陽道の宗家である賀茂･安倍両氏の習伝するところで，大地を踏む所作(禹歩)が含まれる。…

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出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」