ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「講組結合」の意味・わかりやすい解説
講組結合
こうぐみけつごう
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… 第2次大戦後,農村において農地改革や家族制度の廃止などの制度的改革が進められるのを背景に,福武直を中心に改革後も残存する封建遺制の解明が目ざされ,農家家族から村落構造,農民意識など広範な対象をとりあげて実証的な調査研究が行われた。この中で村落構造に関して,同族結合の東北型農村と講組結合の西南型農村の二つの類型をたて,前者から後者をへて自立した農家の構成する民主的農村社会を展望するという理論図式は大きな影響力があった。その後,農村社会学者の多くは村落社会研究会を組織して研究の発展を図ったが,改革後の農村の歴史的規定をめぐって,日本の村落がヨーロッパの資本主義以前の社会にみられた村落共同体と共通するものとしてとらえられるか否かをめぐり論議が重ねられた。…
※「講組結合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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