謀克(読み)ぼうこく

山川 世界史小辞典 改訂新版 「謀克」の解説

謀克(ぼうこく)

猛安(もうあん)・謀克(ぼうこく)

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旺文社世界史事典 三訂版 「謀克」の解説

謀克
ぼうこく

猛安 (もうあん) ・謀克

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世界大百科事典(旧版)内の謀克の言及

【金】より

…また契丹人,漢人の中にも金に協力したものもあったが,警戒を怠ることのできない存在だった。 金は,全女真人をもって猛安(もうあん)mingham,謀克(ぼうこく)mukeを編成した。300戸を1謀克部,10謀克部を1猛安部とし,その長をそれぞれ猛安・謀克と呼び,1謀克部単位に約100名の兵士を徴集して軍隊を編成した。…

【猛安謀克】より

…またその長官名。1114年遼との間に戦いが始まった直後に阿骨打(アクダ)(太祖)は支配下の女真人を猛安謀克に組織して,各300戸で1謀克,10謀克で1猛安を編成したが,ついで新しく占領した地域の係遼籍女真人と契丹人,奚人,それから遼東の漢人と渤海人も次々と猛安謀克に組織した(漢人と渤海人についてはのちに廃止)。謀克からはだいたい100名くらいの割で徴兵して部隊を編成させた。…

※「謀克」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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