諸道(読み)しょどう

精選版 日本国語大辞典 「諸道」の意味・読み・例文・類語

しょ‐どう ‥ダウ【諸道】

〘名〙
① ほうぼうの通り道。〔漢書‐西域伝〕
② 多くのさまざまな学芸道諸芸
※観智院本三宝絵(984)下「すべて天竺震旦我国の諸道の祖師達をも供をそなへて」
③ 多くのさまざまな職人。
※春日社記録‐中臣祐定記・嘉禎二年(1236)六月一一日「右史生久頼・木工・銅工等諸道、御簾寸法・金物以下事注之」
④ いろいろの事。万事。諸事。
狂言記箕被(1700)「貧は諸道の妨といふが、尤ぢゃ」
⑤ あちこちにある多くの街道東海道東山道・北陸道・山陽道・山陰道・南海道・西海道など。
※ぎやどぺかどる(1599)上「諸国諸道のあしき獣を追払ふべし」
⑥ (「道」は、律令制の地方行政区画) いくつかの道(どう)
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉七「畿内及び東海 東山 北海 北陸 山陽 山陰 南海 西海の諸道とし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「諸道」の意味・読み・例文・類語

しょ‐どう〔‐ダウ〕【諸道】

いろいろな学芸・芸道。諸芸。「諸道に通じた人」
いろいろのこと。万事。

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