諸悪莫作(読み)しょあくまくさ

精選版 日本国語大辞典 「諸悪莫作」の意味・読み・例文・類語

しょあく‐まくさ【諸悪莫作】

〘名〙 仏語。諸悪をしてはいけないということ。七仏通誡の偈の初句
万葉(8C後)五・沈痾自哀文「曾無作悪之心諸悪莫作諸善奉行之教也」 〔出曜経二五

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デジタル大辞泉 「諸悪莫作」の意味・読み・例文・類語

しょあく‐まくさ【諸悪×莫作】

仏語。諸悪をしてはいけないということ。七仏通戒のの初句。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「諸悪莫作」の意味・わかりやすい解説

諸悪莫作
しょあくまくさ

仏教の基本的な実践徳目を端的に述べた『七仏通戒偈』の冒頭の句。「もろもろの悪をなすなかれ」と読む。道徳的な意味で悪い行為をしてはならないということ。

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