諫争・諫諍(読み)かんそう

精選版 日本国語大辞典 「諫争・諫諍」の意味・読み・例文・類語

かん‐そう ‥サウ【諫争・諫諍】

〘名〙 良くない点を忠告し改めさせようと争うこと。臣下が直接主人に向かっていさめごとをすること。面(おもて)を犯すこと。
本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉「諫諍軒日、啓沃昭堯曦
太平記(14C後)三〇「人皆己が下より出たりとて、諫諍(カンサウ)の臣をも置かれず」 〔史記‐李斯伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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