調子を取る(読み)ちょうしをとる

精選版 日本国語大辞典 「調子を取る」の意味・読み・例文・類語

ちょうし【調子】 を 取(と)

音律高低音階、または、速さなどを整える。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)五「此時黄帝の太虚の中に立て、隠几て調子をとり、詩をも吟ずる也」
物事をほどよい状態に保つ。バランスを取る。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「倒れかかる度に後足で調子をとらなくてはならぬから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「調子を取る」の意味・読み・例文・類語

調子ちょうし・る

音の高低・強弱速度リズムなどを合わせる。「からだ全体で―・る」
物事のぐあいを、ちょうどよい状態に整える。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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