誰哉行灯・誰也行灯(読み)たそやあんどう

精選版 日本国語大辞典 「誰哉行灯・誰也行灯」の意味・読み・例文・類語

たそや‐あんどう【誰哉行灯・誰也行灯】

〘名〙 (「たそやあんどん」とも)
江戸新吉原遊郭で、各妓楼の前に立ち並べた、屋根形をのせた辻行灯。〔随筆・吉原大全(1768)〕
歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)大詰「四つ目垣に、枝垂れ桜の体、天水桶、たそや行燈(アンドン)
② 歌舞伎の舞台に出す木製灯籠

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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