読谷山花織(読み)よみたんざんはなおり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「読谷山花織」の解説

読谷山花織[染織]
よみたんざんはなおり

九州・沖縄地方、沖縄県の地域ブランド。
中頭郡読谷村で製作されている。15世紀に琉球王朝の御用布として織られ、当時は読谷住民以外の一般の人々は着用することができなかった。紋織りの一種で、木綿または絹を用い、藍・福木などを染料とする。布地表裏がはっきりしており、裏側に紋の色糸が浮く。沖縄県伝統工芸製品。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「読谷山花織」の解説

読谷山花織

沖縄県中頭郡読谷村(よみたんそん)を中心に生産される先染めの紋織物。15世紀ごろに、ジャワビルマなどの南東地域から製法が伝わったとされる。国の伝統的工芸品に指定されている。

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