読流(読み)よみながす

精選版 日本国語大辞典 「読流」の意味・読み・例文・類語

よみ‐なが・す【読流】

〘他サ五(四)〙
① すらすらと読む。滞りなく続けさまに読む。
※承応版狭衣物語(1069‐77頃か)二「我爾時為現、清浄光明身など、心にまかせてよみ流(ナガ)し給へるを」
② 深く注意もしないで、ざっと読む。おおざっぱに読む。
※浄瑠璃・三日太平記(1767)二「人目忍ぶの事なれば、いらぬ所はそこそこに、読(ヨミ)ながしたる奥書に」

よみ‐ながし【読流】

〘名〙 読みながすこと。深く注意を払うことなく読むこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android