読唇術(読み)どくしんじゅつ(英語表記)lip-reading

翻訳|lip-reading

精選版 日本国語大辞典 「読唇術」の意味・読み・例文・類語

どくしん‐じゅつ【読唇術】

〘名〙 聾者の対話法の一つで、相手の唇の動きを見てことばを理解する方法。盲聾重複障害者の場合は、相手の唇に手をあて、触覚により発語を理解する。

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デジタル大辞泉 「読唇術」の意味・読み・例文・類語

どくしん‐じゅつ【読唇術】

耳の聞こえない人が、相手の唇の動きや形から言葉を読みとる技術

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「読唇術」の意味・わかりやすい解説

読唇術
どくしんじゅつ
lip-reading

読話術ともいう。耳の不自由な人が他人言語を受ける方法として,相手の口唇運動形状を観察して,その発言内容を知る方法。口話法の一つで,聾唖教育の言語指導法とされている。この方法は相手の背後からや,暗いところではできないが,熟練すれば,日常会話には不自由しなくなる。

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百科事典マイペディア 「読唇術」の意味・わかりやすい解説

読唇術【どくしんじゅつ】

聾者のコミュニケーションのための方法の一つ。相手の唇(くちびる),顎(あご),舌,喉(のど)などの動き,特に唇の動きから話された言葉を理解する方法で,聾教育の方法としては口話法中心となる。

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