説諭(読み)せつゆ

精選版 日本国語大辞典 「説諭」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ゆ【説諭】

〘名〙 教えさとすこと。自分と同等またはそれ以下の者に、悪い点を改めるように、よく言い聞かせること。また、警察官微罪の者などに対して、きびしく注意を与えるだけで公的な罪科にしないこと。さとし。
航米日録(1860)五「道路賊徒に逢ひ、殆んど劫奪せられんとす、少女鄭重説諭し、賊徒即ち去る」
※初すがた(1900)〈小杉天外一一「証拠不十分と云ふので、説諭だけで警察から帰されたのであるが」 〔漢書‐杜鄴伝〕

とき‐さと・す【説諭】

〘他サ五(四)〙 事の道理をわけていいきかせる。説諭(せつゆ)する。
古道大意(1813)上「皆神代の道を知べき便(たづき)なる由を、懇にとき誨(サト)され」

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デジタル大辞泉 「説諭」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ゆ【説諭】

[名](スル)悪い行いを改めるよう言い聞かせること。「非行少年説諭する」

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普及版 字通 「説諭」の読み・字形・画数・意味

【説諭】せつゆ

さとす。

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