精選版 日本国語大辞典 「誦」の意味・読み・例文・類語
ず‐・ず【誦】
[補注]「じゅす(誦)」の直音表記と考えて「ずす」とする説もある。
しょう【誦】
〘名〙
① そらんじること。そらんじてよむこと。暗誦。
② 節をつけてよむこと。となえること。
ずん‐・ず【誦】
〘他サ変〙 声をあげ、調子をつけてとなえる。詩歌や経文などを、そらんじて、朗詠または吟詠する。ずず。ずうず。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「なにごとし給ふにもこゑいとおもしろき人のずんじたれば〈略〉みかども御しほたれ給ふ」
じゅ‐・する【誦】
〘他サ変〙 じゅ・す 〘他サ変〙 (「じゅ」は「誦」の呉音) 声をあげてとなえる。経または詩歌などを節をつけていう。口ずさむ。しょうする。ずす。
ずう‐・ず【誦】
〘他サ変〙 =ずず(誦)
※枕(10C終)一六一「詩をいとをかしうずうじ侍るものを」
しょう‐・す【誦】
〘他サ変〙 ⇒しょうする(誦)
じゅ‐・す【誦】
〘他サ変〙 ⇒じゅする(誦)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報