誠忠(読み)せいちゅう

精選版 日本国語大辞典 「誠忠」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちゅう【誠忠】

〘名〙 (形動) まごころから出た忠義。誠心・誠意からする忠義。忠義ひとすじであること。また、そのさま。純忠
読本椿説弓張月(1807‐11)続「誠忠(セイチウ)もて、輔進(たすけまゐ)らするにあり」
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉五「其武人の慓悍にして果断、誠忠にして率直なるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「誠忠」の意味・読み・例文・類語

せい‐ちゅう【誠忠】

[名・形動]真心のこもった忠義。忠義ひとすじであること。また、そのさま。
武勇にして且つ―なり」〈吉岡徳明・開化本論〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android