誘く(読み)ソビク

デジタル大辞泉 「誘く」の意味・読み・例文・類語

そび・く【誘く】

[動カ五(四)]
さそいをかける。だましてさそう。
「重々しく―・きかけると、酒井は事も無げな口吻くちぶり」〈鏡花婦系図
無理やりに引っぱっていく。しょびく
「山主公のお館へ、―・いて行くがおいらが役目」〈伎・名歌徳〉

おび・く【誘く】

[動カ四]だましてさそう。また、引き寄せる。現代語では「おびきだす」「おびきよせる」など、複合して用いる。
てきを―・くは日文ひぶみの迎ひ」〈人・辰巳園・四・序〉
[補説]歴史的仮名遣いは「をびく」とも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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