認印指輪(読み)みとめいんゆびわ

世界大百科事典(旧版)内の認印指輪の言及

【指輪∥指環】より


[種類]
 (1)認印の指輪 文字を書くことが少数の人々だけの技術であった時代には,男子たちは何かの記号または表象を彫った指輪をもっていて,手紙や記録などの認印にそれを用いた。そういう用途の指輪は〈認印指輪signet〉と呼ばれ,旧約聖書に現れており,ギリシアでも広く用いられた。のち国王が代表者を派遣するとき,それに十分の権威を示させるため,国王の認印指輪を持参させる風習が生じた。…

※「認印指輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」