誇大(読み)こだい

精選版 日本国語大辞典 「誇大」の意味・読み・例文・類語

こ‐だい【誇大】

〘名〙 (形動)
① (━する) 実際よりおおげさに言うこと。おおげさなこと。また、そのさま。誇張
※済北集(1346頃か)一一詩話「只以誇大句語佳寔可笑也」
※菊池君(1908)〈石川啄木〉四「自暴(やけ)に誇大な語(ことば)を使って書く」
② 自慢すること。また、そのさま。尊大。〔孫楚‐為石苞与孫皓書〕

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デジタル大辞泉 「誇大」の意味・読み・例文・類語

こ‐だい【誇大】

[名・形動](スル)
実際以上に大げさに言ったり考えたりすること。また、そのさま。「誇大宣伝」「誇大に考える」
誇ること。自慢すること。過信すること。
「自分を―して取り返しのつかない死出の旅をしないでいてくれ」〈有島生れ出づる悩み
[類語]大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう仰仰しい針小棒大尾鰭おひれを付ける御大層らしい大層らしい見栄を張る虚勢を張る気を持たせるもったい振る体裁振る勿体臭い気取る澄ます格式張る背伸び思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

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普及版 字通 「誇大」の読み・字形・画数・意味

【誇大】こだい

大げさ。

字通「誇」の項目を見る

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