詩書（読み）シショ

デジタル大辞泉

し‐しょ【詩書】

１ 詩を集めた書。詩集。
２ 「詩経」と「書経」。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

し‐しょ【詩書】

[1] 〘名〙

① 詩歌を作ることと字を書くこと。転じて、文学。

※万葉（８Ｃ後）一七・三九七三右詞文「潘江陸海、自坐_二詩書之廊廟_一」

② 詩の本。詩歌をあつめた書。詩集。

※片われ月（1901）〈金子薫園〉「詩書幾巻とりちらしたる枕辺に」

[2] 詩経と書経。

※懐風藻（751）在常陸贈倭判官留在京〈藤原宇合〉「何異_下宣尼返_レ魯、刪_二定詩書_一、叔孫入_レ漢、制_中設礼儀_上」

※平家（１３Ｃ前）六「詩書仁義の廃れたる道をおこし」 〔春秋左伝‐僖公二七年〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【詩書】ししよ

詩経と書経。〔子、勧学〕禮のと、樂の中和と、詩・書のきと、春秋のなると、天地のに在る畢(つく)せり。

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出典　平凡社「普及版 字通」