詩仙(読み)しせん

精選版 日本国語大辞典 「詩仙」の意味・読み・例文・類語

し‐せん【詩仙】

[1] 詩作に卓越した天才的な詩人。詩の大家
※雑言奉和(10C初か)惜秋翫残菊応製〈橘公緒〉「酒客攀相伴、詩仙繞作群」
※俳諧・類船集(1676)加「中古大儒たちの撰として詩仙武仙とてあり」 〔白居易‐与元九書〕
[2] 唐の李白を敬っていう語。杜甫詩聖というのに対していう。

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デジタル大辞泉 「詩仙」の意味・読み・例文・類語

し‐せん【詩仙】

天才的な詩人。
李白りはくの敬称。杜甫とほを「詩聖」とするのに対していう。
[類語]詩人詩聖吟遊詩人

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普及版 字通 「詩仙」の読み・字形・画数・意味

【詩仙】しせん

詩の天才。のち、李白を詩仙という。唐・白居易〔元九()に与ふる書〕我を知るは以て詩仙と爲し、我を知らざるは以て詩と爲す。

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