証券取引所三原則(読み)しょうけんとりひきじょさんげんそく

百科事典マイペディア 「証券取引所三原則」の意味・わかりやすい解説

証券取引所三原則【しょうけんとりひきじょさんげんそく】

第2次大戦後証券取引所再開に際して,1949年GHQが指示した原則取引三原則とも。上場銘柄取引一定例外を除きすべて取引所で会員により行われること,取引所での取引はすべてその順序に従い時間的に記録されること,先物取引禁止の三つ。これは投資者保護と公正な取引および株価形成を目的とするものであり,戦後日本の証券市場の基本精神となった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android