(読み)まく

精選版 日本国語大辞典 「設」の意味・読み・例文・類語

ま・く【設】

〘他カ下二〙
① あらかじめ用意する。準備して待つ。もうける。
万葉(8C後)九・一七八〇「さし向ふ 鹿島の埼に さ丹塗の 小船を儲(まけ)
② 心の準備をして待つ。
③ 特に、季節や時の来るのを心待ちに待つ。待ち受ける。待ち受けた結果、その時になるの気持をこめて用いることが多い。→片設(かたま)く
※万葉(8C後)八・一四八五「夏儲(まけ)て咲きたるはねずひさかたの雨うち降らば移ろひなむか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「設」の意味・読み・例文・類語

せつ【設】[漢字項目]

[音]セツ(漢) [訓]もうける
学習漢字]5年
物を備えつける。組織などを作る。「設置設備設立架設開設建設公設施設常設新設創設増設敷設
前もって条件などを定める。「設計設定設問
[名のり]おき・のぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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