設計速度(読み)せっけいそくど

世界大百科事典(旧版)内の設計速度の言及

【高速道路】より

…また線形とは,路線に沿った道路の形であり,空から見た場合の平面線形と側面から見た場合の縦断線形に分けられる。(1)設計速度 幾何構造の設計の基礎となる自動車の速度であるが,高速道路では一般道路や街路に比べて高く定められる。東名高速道路や中央自動車道など,日本の都市間高速道路では,最高120km/h,最低60km/hの範囲で適用されるが,実際上大部分が100km/hまたは80km/hで,120km/hは10%程度,60km/hは急峻な山岳地などで例外的に採用されている。…

【道路】より

… 設計の基準となる構造規格では,一般に道路の種類と地形により道路を分類して規格を定めている。日本の道路構造令では,道路を道路の種類と地域(都市部,地方部)により大きく1種より4種に区分し,さらに平地部や山地部などの地形,大都市都心部と市街地の別,計画交通量や道路の種類に応じてそれぞれ2ないし5の級に区分しており,表に示したようにこれらの種と級ごとに道路を設計する際に基礎とする自動車の速度(これを設計速度という)を定めている。道路の設計に必要な規準はこれらの種,級と設計速度に基づいて規定されている。…

※「設計速度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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